古着初心者が失敗しないレザージャケット素材とは?|革の種類と特徴も解説


レザージャケットに挑戦してみようと思うのですが、どの素材のレザージャケットを選べばいいかわかりません。

結論から言うと、「正解はひとつではありません」。
でも、目的によっておすすめする素材は提案できます。
結論:正解の素材はひとつじゃない
レザージャケットには、「牛革(カウハイド)」、「馬革(ホースハイド)」、「羊革(ラム・シープ)」、「山羊(ゴートスキン)」、「鹿(ディアスキン)」などさまざまな種類があります。
ショップのタグや商品説明に書いてあるこれらの名前を見て、「結局どれがいいの?」と迷ってしまう人も多いはずです。
それぞれに、重さや硬さ、経年変化の出方、雰囲気の違いがあります。
だからこそ「初心者はこれ一択」とは言い切れません。
・最初から着やすいものがいいのか
・エイジングを楽しみたいのか
・映画やモデルのデザインに惹かれているのか
求めるものが違えば、選ぶべき素材も変わります。
この記事では、古着初心者が失敗しにくくなるように、目的別にレザー素材の特徴を整理していきます。

素材の違いを知らずに選ぶと、「思っていたのと違う」と後悔することもあります。
だからこそ、まずは革の特徴を知ることから始めましょう。
目的別のおすすめ素材
最初から着やすいものがいい「羊革(ラム・シープレザー)」
レザージャケットは「生地が硬くて着にくい」「思っているより重たい」と感じる方も多いかもしれません。
最初から着やすいものがいいという方におすすめな素材は、「羊(ラム・シープレザー)」です。
・新品の状態から柔らかいものが多く、ストレスなく着やすい
・レザージャケットの中では、かなり軽い
・牛(カウレザー)や馬(ホースレザー)と比較すると耐久性はやや劣る
・水に弱い
・経年変化は穏やか
・ラムレザーよりもシープレザーの方がやや厚みがある
・イギリス系のブランド(ルイスレザーなど)で多く使われている
⭐︎羊(ラム・シープれざー)が向いている人
・初めてで重さが不安な人
・きれいめに着たい人
・最初からストレスなく着たい人
×羊(ラム・シープレザー)が向いていない人
・エイジング(強い色落ち・深いシワ)を楽しみたい人
・無骨で重厚な雰囲気を求めている人
・バイク用途などハードに使いたい人
・小さな傷やスレも味として受け入れられない人(柔らかいぶん傷はつきやすい)
エイジングを楽しみたい「牛革(カウレザー)・馬革(ホースレザー)」
レザージャケットを購入するからには、「経年変化を楽しみたい」「自分で育てたい」という方も少なくないでしょう。
「エイジングを楽しみたい」という方には、牛革(カウレザー)や馬革(ホースレザー)がおすすめです。
・レザージャケットで1番メジャーな素材
・年齢・性別によって呼び名が変わる(カーフ、ステアハイド、カウハイドなど)
・耐久性が高い
・経年変化を楽しむことができる
・やや重さがあり、厚手でハリがある
・食肉の副産物として、大量に得られるため流通量が多く、価格帯やグレードの幅が広い
・繊維が緻密でハリが強いものが多い
・耐久性は比較的高い
・表面に細かな毛穴や凹凸があり、独特の質感と光沢が出る
・使い込むと色ツヤが増し、経年変化がはっきり出やすい
・お尻の部分はコードバンと呼ばれる(革靴などに使用されることが多い)
⭐︎牛革(カウレザー)や馬革(ホースレザー)が向いている人
・経年変化を楽しみたい人
・最初の革の硬さも楽しめる人
・重さや厚みを気にしない人
・無骨な雰囲気を好む人
・長年の着用を考えている人
×牛革(カウレザー)や馬革(ホースレザー)が向いていない人
・最初から着やすさを求める人
・重たいアウターが苦手な人
・無骨な雰囲気が苦手な人
・慣らし期間が面倒に感じる人

ここで提案!
レザージャケットは着込んだ後の雰囲気が重要なアイテム。
「雰囲気があるものを着たいけど、育てるのは自信がない」という方は古着で探すのもひとつです。
好きなモデルを購入してから素材を知る

正直、素材と言われてもピンとこないです…。
この前映画でみたレザージャケットはかっこよかったです。

好きな映画から、好きな俳優が来ていたから。そんな選び方から革の素材を知るのもひとつです。
トップガンでトムクルーズが着用していた「G1ジャケット」

映画「Top Gun」でトムクルーズが着用していたのが、G-1ジャケットです。
正式名称は「U.S. Navy Flight Jacket, Type G-1」
G-1ジャケットの特徴
- アメリカ海軍採用のフライトジャケット
- 襟にムートン(ボア)が付く
- 短丈シルエット
- フロントはジッパー仕様
- 主にゴートスキン(山羊革)が使われる
- パッチ付きモデルも存在する
こんな人におすすめ
- 映画の雰囲気をそのまま着たい人
- 無骨さときれいめのバランスが欲しい人
- 冬でもレザーを着たい人
素材ポイント
G-1は主にゴートスキン(山羊革)が使われます。ゴートはシボ(凹凸)があり、耐久性も比較的高い素材です。
・表面にシボ(自然な凹凸)があり、傷が目立ちにくい
・牛革より軽めで、羊革より耐久性が高い傾向がある
・繊維が比較的しっかりしていて型崩れしにくい
・使い込むとツヤが増し、落ち着いた経年変化が出る
・水や摩擦への耐性は比較的高め
・フライトジャケットに多く採用される
定番「ダブルライダースジャケット」

レザージャケットと聞いて、多くの人が思い浮かべるのがこの形ではないでしょうか。
フロントが斜めに重なるデザインが特徴の、いわゆる「ダブルライダース」です。
ダブルライダースの特徴
- フロントが左右非対称のジップ仕様
- 大きめの襟
- ウエストベルト付きモデルが多い
- 無骨で存在感が強い
こんな人におすすめ
- とにかく「レザージャケットらしさ」を求めている人
- コーデの主役になる1着が欲しい人
- 無骨で男らしい雰囲気が好きな人
素材について
ダブルライダースは、
- カウレザー
- ホースレザー
が使われることが多く、厚手でしっかりした個体が多い傾向にあります。そのため、最初は硬さや重さを感じることもありますが、着込むことで大きく表情が変わるのが魅力です。

どんなモデルを選ぶにしても、使われている革の種類によって着心地や経年変化は大きく変わります。モデルとあわせて素材も確認することが、失敗しないポイントです。
まとめ:古着初心者には革の特徴を知った上で選んでほしい
レザージャケットの素材に正解はありません。
大切なのは、自分が何を求めているかを知ることです。
・着やすさなら羊革
・育てる楽しみなら牛革や馬革
・モデルから選ぶのも正解
素材の特徴を知った上で選べば、大きな失敗は防げます。
あとは、自分が「着たい」と思える一着を選ぶだけです。
古着でレザージャケットを選ぶときの具体的なポイントや、初心者が失敗しにくい最初の1着については、別記事で詳しくまとめています。

